歯が抜けたときのおまじない!歯の妖精って?
抜けた歯を枕元に置いておくと、歯の妖精(Tooth fairy)がやってきて、歯とお金を交換していってくれる。アメリカにはこんな言い伝えがあるそうです。
日本でも、「下の歯は屋根の上へ、下の歯は上へ」なんて言い伝えがありますが、人種によらず子どもはみんな乳歯の生え変わりを体験するわけで。歯が抜けたときのおまじないは世界中にあるんですね(世界中の6~7歳はみんな歯抜け顔なのか…と想像するとなんだか愉快)。
小学生、友達から「乳歯がお金にかわった」話を聞く
うちの7歳娘も、まさに乳歯が抜ける時期。当然同級生もそうなのですが、ある日一緒に登校しているお友達から「枕元にお金を置いて寝たら100円に代わった」という話を聞きつけてきました。
当初、私はこの歯の妖精の言い伝えを知らなかったので、「お金にかわる」という展開に驚きました。娘は「花ちゃん(お友達)のママがやったんだと思う?どう思う?」と聞いてきました。
そして、つい悪戯心がでてしまって、「どうだろね~?もしかしたら、花ちゃんのうちにいるこびどじゃないの?」と言ってしまったのです。
そう、娘はこびとづかんが好きなのです。歯の妖精の存在を知らなかった私はついそんな悪乗りでこびどを持ち出してしまい、お金に興味はないけど、こびど好きな娘に「うちにもこびとがいるかも!」とヤル気を出させてしまいました。
お金にするには歯を磨く必要あり!勘違いしました
お金にかえるには、歯を磨く必要があるらしく、本人は「この間抜けた歯を出して!」といそいそと準備を…。
いや、君の乳歯が抜けたのはもう1カ月前じゃないですか!?いまからやるんですか?
と思ったものの、こうなる展開は予想できるのに、けし掛けたのは自分なので、仕方ありません。
もしかして私からお金をせしめようとしてる…?
娘がそわそわしながら寝た後、スマホで調べてそれが「歯の妖精」と呼ばれる存在であることをやっと知りました。
花ちゃんのママは、正体を明かしていないのか、設定について確認したい気持ちもありましたが、夜も更けていたので連絡はせず。結局、ネットで調べた通り、歯の妖精を演じることにしました。
私は汚れた大人なので、娘とお友達が結託して、お金をせしめようとしているのでは!?と一瞬だけ頭を過ぎりました。
翌朝…「ママ見て!お金にかわった!50円だよ!」
娘の枕元には50円を置いておきました。抜けたばかりの歯と違って、鮮度が悪いので割り引いておきました。
娘は出所不明(妖精の仕業だけど)のお金を本物か疑ったらしく、自分のお財布から50円を出して、違う場所がないか見比べはじめました。
娘:ここが違う!
母:いや、こっちが昭和で、こっちが平成に作られたから
と硬貨の製造年に惑わされましたが、無事それが本物のお金だと納得したようです。
最近では、ぷんぷん怒ることも増えてきた小学2年生ですが、妖精というか、こびとというか、不思議な生き物の存在を信じる心は健在なんですね。
今度歯が抜けたら、絶対「歯の妖精」待ちをするであろう娘のために、小銭を用意しておきたいと思います。