漢検8級に小学3年生の娘が満点合格しました!
漢検8級に満点合格できました!小学校1年生で10級、2年生で9級と満点合格したのですが、3年生で8級も満点合格。3年連続はがんばりました。過去問では1回も満点が出なかったのに、満点合格できたのは、運も味方したと思います。あと、ケアレスミスが多い子なのですが、やればできるではないか(普段からもう少し気を付けてほしい…という本音をぐっと飲み込む)。
漢検8級の問題レベルは?
出題範囲 | 小学校3年生修了程度(440字) |
合格点数・合格率 | 150点満点中120点程度(およそ80%) |
試験時間 | 40分 |
受験料 | 2500円 |
小学校3年生修了程度が出題範囲
日本漢字能力検定、通称「漢検」の8級は、小学3年生修了程度の440字が出題範囲です。10級が小1修了程度で80字、9級が小2修了程度で240字なので、9級と比べると200字出題漢字が増加します。
合格率は80%台前半でやや難しくなる
合格率は80%台前半(受験回よりますが81~84%)です。9級が約9割だったのに対して、少しレベルが上がるかなという印象ですね。学校の先生の話では、小学3年生ぐらいから「漢字が苦手」という子も増えてくるらしいです。
送り仮名・同じ読みの漢字で苦戦しやすい
問題の種類 | 配点 |
問1.読み | 1×30=30 |
問2.書き順 | 1×10=10 |
問3.反対語など | 2×5=10 |
問4.同じ部首の漢字 | 2×10=20 |
問5.同じ読みの漢字 | 2×10=20 |
問6.送り仮名 | 2×5=10 |
問7.音読みと訓読み | 1×10=10 |
問8.書き取り | 2×20=40 |
漢検8級の配点ですが、基本は読みの問題1点、書きの問題が2点です。
問5同じ読みの漢字は例えば、太「陽」と「洋」服が同じヨウの読み方の漢字として出題。
問6の送り仮名は「タスケル(正解は助ける)」「ナガレル(正解は流れる)」「トトノエル(正解は整える)」など。送り仮名に関しては、大人でも迷いやすいので、なかなかの難問です。
漢検8級も過去問中心に対策!おすすめの問題集は?
漢検8級の勉強方法・対策ですが、10級や9級と同様で、過去問を中心に進めるのがよいでしょう。読み、書き、書き順など、基本的な問題が中心なので、日頃から漢字練習に取り組んでいるかで、試験前のたいへんさが変わります。
過去問10回以上が収録された問題集がおすすめ
現時点で合格ラインを下回っている。受験日までに十分な時間がある。そんな方は、10回分以上が収録された過去問題集を購入してください。過去問なので、ある程度新しいもので、使いやすいものなら特にこだわる必要はありません。
「実物大過去問5回分」は演習量に不安が残る
10級・9級と、漢検協会発行の「実物大過去問」をおすすめしてきました。8級でも「試験に慣れる」「本番の予行演習」としてはおすすめの問題集であることに変わりはないんですが、出題漢字440字となり、10級・9級ほど同じ問題が繰り返し出てこない印象です。これだけだと演習量としてやや不安が残ります。
※我が家は、9級と同じようにこれを買ってしまったのですが、後述するように別の勉強で+αの試験対策をしました。
漢検8級おすすめの勉強法
勉強方法の基本をおさらいしつつ、我が家オリジナルの勉強法の紹介です。
問題は事前コピー必須!繰り返し解けるように
「常識だよ!」と思う方もいるかもしれませんが、まずは基本をおさらい。過去問や問題集は、繰り返し使います。購入したらコピーをとるなどして、汚さないようにしましょう。
- 問題を解く
- まるつけをして点数を確認
- 間違えた問題を練習
- 数日後に、問題を解いて満点をとれるか確認
これが基本です。時間がないときは、4のときにまちがえた問題のみやり直すのも有効です。
満点や高得点を目指すなら過去問+α
我が家は、実物大過去問5回分を買ってしまい、合格ラインは超えていましたが、満点合格は厳しい状態でした。そのため、3回ほど過去問を解いたところで、書き取り問題の練習日を設けることにしました。漢字は、書ければ読めます。書き取りさえできれば、必然的に満点に近づきます。
学校の漢字プリントなどを有効活用
書き取り問題は「小学校3年生の漢字まとめ」などと書いてあるものです。市販のドリルに付録としてついていたり、学校から配布されたりもするでしょうから、有効に活用してください。問題を解く→解けなかった問題を繰り返す。これで我が家は、8級に満点合格できました。
合格のみが目標なら「書き順(筆順)」は捨てる
9級でも同様のことを言ったのですが、合格を目指すなら「書き順の問題は捨ててもいい」というのが私の意見です。配点10点なので影響が少なく、書き順を勉強しても、書き取りや読みの点数アップにはつながりにくいというのがその理由です。
もっとも書き順がめちゃくちゃで、10点中1点もとれないようだと、少し問題がありそうですが。ただし、これは漢字検定とは別の長期的な問題です。
漢検8級に合格して自信をつけよう
小学校3年生修了程度の問題が出る漢字検定8級。合格率が8割前半になることからもわかるように、普段から「漢字が苦手」という子はしっかりとした対策が必要になるでしょう。また、送り仮名の問題はなかなかの難問。試験本番では緊張もあって、「どっちだったけ?」と迷いが生じることは十分あり得ます。漢検8級に合格すれば自信になりますから、しっかり対策して、試験に臨みましょう。