漢検9級の満点合格を目指した結果は…
小学2年生、漢字検定9級(小学校2年生修了程度)に満点合格できました!合格は大丈夫だと思っていましたが、漢検10級(小学校1年生終了程度)が80字なのに対し、漢検9級は240字なので、うっかり屋の小2娘ならケアレスミスもあるだろうな…と思ってました。試験後、本人が「確認したから大丈夫!」と自信満々でも、私は正直最後まで心配でした。なにはともあれ、よかったよかった!
漢検9級の合格率や出題範囲
出題範囲 | 小学校2年生修了程度(240字) |
合格点数・合格率 | 150点満点中120点程度(およそ80%) |
試験時間 | 40分 |
受験料 | 1500円(※2022年より2500円に値上げされました) |
漢検9級は、10級と合格点数・合格率、試験時間、受験料すべて変更ありません。10級が小学校1年生の範囲なのに対し、9級は2年生の範囲。10級を受験したことのある子なら特に抵抗なく試験に臨めるでしょう。試験時間も40分程度なので、普段の小学校の授業と変わりなく、集中力が途切れることもないはずです!
漢検9級の対策・勉強方法は?
漢検9級は、宿題や自主学習などで、日頃から「小学2年生が覚えるべき漢字」を読み書きしていれば問題なく合格できるはずです。とくにひねった問題は出ないので、普段通りの漢字練習が試験対策になります。
合格率は約90%!過去問繰り返しで問題ない
漢検9級の合格率は毎回90%前後、受験回によっては89%と9割を切ることもあるようです。漢検協会のWEBサイトから過去問1回分がダウンロードできるので、1度解いてみて現在地を知りましょう。
漢検協会発行の「実物大過去問」5回分がおすすめ
ダウンロードした過去問を解いてみて、合格ラインに達していてもいなくても、試験対策は「過去問を解く」でよいかと思います。おすすめは、漢検協会発行の「実物大過去問」です。名前や受験番号書く欄もあり、サイズも実際の検定と同じ用紙です。直前の予行演習用にもなります。
同じ問題を繰り返し解くのがおすすめ
過去問5回分は少ないように思いますが、出題漢字は小学1年生&2年生で習う240字です。どの過去問を解いても、同じ漢字が繰り返し出題されますので、あれこれ手を付けるより、5回分を繰り返し、完璧に書けるようにしたほうが合格に近づくというのが私の意見です。問題集はコピーをとるか、書き込まずにノートに書くなどして、繰り返し使いましょう。
満点合格を目指すなら「書き取り」問題をひたすら練習
公開されている検定問題(過去問)を見ればわかりますが、漢字検定9級では、読みは1点、書きは2点の配点です。そのうち、最後の漢字の書き取り問題は、150点満点の3分の1にあたる50点の配点です。
問題の種類 | 配点 |
問1.漢字の読み(ーの読み仮名を右に書きなさい) | 1×22=22 |
問2.書き順 | 1×10=10 |
問3.漢字の読み(□にひらがなを一字かいて読み方を埋める) | 1×8=8 |
問4.とめ・はね(正しい書き方で書きなさい) | 1×4=4 |
問5.音読みと訓読み(同漢字の読み方を2つ答える) | 1×10=10 |
問6.同音異義語(どちらの漢字が正しいか選択) | 1×6=6 |
問7.部首 | 2×10=20 |
問8.対義語(夏→□で、□に当てはまる漢字) | 2×10=20 |
問9.書き取り(当てはまる漢字を書く) | 2×25=50 |
漢字は書ければ読めます。正しく練習すれば、自然ととめはねも理解できます。時間がないときは、問9で書けなかった漢字を覚えることに注力する。そうすれば合格、満点合格に近づくはずです。
合格だけでいいなら「書き順」は捨てる
満点合格は目指さない、とにかく合格すればいいなら、問2の書き順の問題は捨ててもいいと思います。
配点は10点とたとえ0点でも影響が少なく(実際には数点はとれるでしょうし)、書き順を勉強しても他の問題の正答率の底上げにはつながりません。
漢字の書き順がめちゃくちゃ…というのは、長期的な別問題と考えて、漢検対策としては重視しなくていいでしょう(正しく書き取りの練習をしていれば、自然と身につくはずです)。
漢検9級を受験して、勉強のモチベーションアップ!
漢検9級は、小学校2年生までに習う漢字240字が出題範囲です。漢検10級は小学1年生で習う80字が出題範囲でした。過去の記事で言及したように、漢検10級については「1年生のまとめドリルと同レベルの内容では…?」と受験料を払うのがもったいないような気持ちもありました。
しかし、漢検9級以上は、学年を超えた復習として役立ちます。少しずつ習う漢字が増えると、漢字に苦手意識を持つ子も増えるようですが、定期的に「試験」というハードルを設けることで、勉強のモチベーションを維持していけると思います!